花粉症と上手に向き合う!方法と対策20選

アレルゲン免疫療法って?!花粉症の人の為の最新療法を紹介

アレルゲン免疫療法は花粉症が発症してしまう主な原因とされているスギやヒノキなどの花粉(抗原)を、アレルギー反応を起こさない程度に体内に吸引させていく事で、抗原に対しての反応を徐々になくして

いく方法になります。 

アレルゲンを体内に入れる方法は大きく分けて2つあり、注射などによって抗原を体内に入れる皮下免疫療法と粘膜から投与をしていく舌下免疫療法があります。どちらも耳鼻科に通う必要がありますが、舌下免

疫療法の方が通院をする回数は少ないです。

以前まではアレルゲン免疫療法は皮下免疫療法で行われる事が前提でしたが、最近では舌下免疫療法の方が自宅で治療が行う事が可能な面と毎回注射をしないで済む事などから、徐々に話題になってきて注目も

されてきています。皮下免疫療法よりも副作用の発生も低くなっているのも特徴です。

治療方法も舌下免疫療法の場合は、アレルゲンを含む抗原のエキスを名前の通り舌の上に投与する事で体内に吸引をさせます。この方法をアレルギー体質の克服になるので長期間になりますが、継続的に治療を

行う事で徐々にアレルギー反応を軽減させていきます。

子どもが舌下免疫療法を行う場合には、12歳以上でないと原則としては治療は行う事が出来ないので注意が必要になります。適応年齢は基本的に上限はないので、高齢者の方でも問題がない限りは誰でも治療を

受ける事が可能です。

花粉症は花粉が飛び始めてしまうと、当然ですが抗原を吸引してしまいアレルギー反応が起こってしまうので、花粉が飛散する3か月以上前から治療を始めておくことが望ましいです。通う事になる病院の予約具

合なども事前に確認しておくことも忘れないでください。

なので、スギ花粉は2月中旬ごろから花粉の放散が関東の場合だと始まると考えられるので、11月以前の秋ごろから治療は始めておいた方がいいとされます。各都道府県によって花粉の放散が始まる時期は微妙に

異なるので注意が必要です。

舌下免疫療法の治療期間は早い場合でも2年前後で、毎日1回の投与を継続をしていかなければならないだけではなく、投与する量も増量期と維持期で異なってくるので注意が必要になります。アレルギー反応自

体をなくす療法になるので、根気強い努力がどうしても必要になってきます。

稀に人によっては、口腔内のかゆみや口唇の腫張、喘息発作、消化器症状などの症状や副作用があるので注意が必要になります。腹痛や嘔吐を引き起こす場合もあるので、体調があまり優れない時は治療を休ん

だ方が良い場合もあります。

舌下免疫療法の治療を行った直後は、うがいや飲食は出来るだけ避けた方がいいです。投与後はしばらくの間は激しく動く事が必要な運動や長時間の入浴なども副作用が強く出てしまう場合があるので、理由が

ない限りはしないようにしてください。

重度の口腔アレルギー、気管支喘息が持病の方や妊娠されている方は、基本的にはアレルゲン免疫療法の治療は受ける事が出来ませんので注意してください。口腔に傷や炎症があったり抜歯を行ってすぐの場合

は、お医者さんと相談をした上での治療を行ってください。

アレルゲン免疫療法は他の療法よりも副作用が出る場合も多く、治療期間も2~3年とどうしても長い期間が必要になってきますが、他の療法とは異なり唯一アレルギー自体を完治する事の出来る療法になってき

ます。

特に、舌下免疫療法はアレルゲン免疫療法の中でも高い治療率が期待出来る療法になるので、スギなどの花粉症を根本から治したい方は、お医者さんと納得がいくまで相談をした上で治療を行ってみる事をおす

すめします。